左手の動きを観察する

ギターを始めたばかりの方、独学が長かった方に多い問題なのですが、自分の左手の動きをちゃんと観察できていない人はけっこう見受けられます。

実は初心者の方でも1~3フレットくらいの音の配置なら数週間練習しているうちに頭にインプットされてきて、左手をあまり見なくてもある程度押さえられるようになります(パソコンのブラインドタッチのようなものです)
しかしこれがくせ者で、次第に楽譜の方に目が固定されてしまい、自分の左手を見ないで弾く癖が付いてくる方もいるようです。《左手を見ずに弾けるようになった=上達した》ではないので注意が必要です。

特に初心者の方は自分の手の動きをよく目で追って、動きをよく観察しないといけません。よく見ると押さえる場所がフレットからずれてしまっていたり、指が反ってしまっていたり、ミスタッチに気付いていなかったり・・・といろいろな問題点が見えてきます。
ギター練習においては左手の指の動き(運指)を視覚的に見て覚えるのは非常に重要です。運指を視覚的にイメージできることにより、素早い押さえ換えが可能になるのです。この感覚は初期の頃からよく自分の指の動きを観察することで培うことができます。

これができていない方は当ギター教室では、まずは部分的にでいいので暗譜してもらってから、ゆっくり指の動きを確認しながら練習してもらっています。ある程度動きが正確になってきたらテンポアップ、最終的には左手を見ずに同じ動きができるかもやってもらいます。運指の視覚的イメージができていれば動きは以前よりなめらかになっていることでしょう。

また譜面を見ながら左手も見ることが難しい場合、譜面台を自分の正面に置きすぎている可能性もあります。少し左にずらし、高さを調整してできるだけ左手と譜面を同じ視界に入れられるようにする・・・これだけのちょっとした工夫で練習の効率が上がるでしょう。