ヌアージュ/D.ラインハルト、R.ディアンス編

ヌマーシュ・スウィングの創始者ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt, 1910~1953)の名曲ヌアージュをフランスのギタリスト/作曲家のローラン・ディアンス(Roland Dyens,1955~2016)がクラシックギター独奏に編曲しました。

ロマ民族の旅芸人の家庭で育ったジャンゴは10代からギターの演奏活動を始めましたが、火事で大やけどを負ってギタリストの命ともいえる左手の指に障害が残ってしまいます。それでもギターをあきらめなかったジャンゴは、独自の練習でハンディキャップを全く感じさせない驚異の演奏技術を獲得しました。
ヌアージュは第二次世界大戦で占領下にあったフランスで発表されたジャン後の代表曲の一つで、そのフランス的な美しさと物憂げな雰囲気は当時のフランス国民に大変愛され、希望を与えたと言われています。ヌアージュ(雲)というタイトルもどことなく自由へのあこがれを感じさせます。

ジャズに造詣の深いローラン・ディアンスのアレンジはジャンゴへの愛情とフランスらしいエスプリを感じさせます。
曲の最後にはディアンス自身の作曲による「リブラソナチネ」第一楽章のセルフパロディーのような部分が挿入されています。