リカルド・モヤーノリサイタルの感想

リカルド・モヤーノ ギターリサイタル

幸運にも芦屋市のサロン・クラシックでのリカルド・モヤーノ・ギターリサイタルを超至近距離で聞かせていただきました!
リカルド・モヤーノ氏はアルゼンチン出身で世界的に活躍する名ギタリスト。足台を使わずギターのネックを低く下げて構える独特のスタイルから引き出される変幻自在のテクニックとわき上がるような熱い歌心・・・しかも毎回即興でどんどん変化していくそうです。主催の樋浦靖晃さんによると、同じ曲を前回弾いたときには全く違う展開になっていたということです。その場で紡ぎ出されていく音楽は衝撃的でスリリングなものでした。
終盤、樋浦さんと「ミロンガ」「他人の顔」をデュオ演奏されましたが、即興とはいえきちんと作曲されたデュオ曲のような完成度になっているのはすばらしっかた。武満徹の「他人の顔」は南米のワルツのような風味になっておもしろい演奏でした。
今回はフォルクローレなど民族音楽を中心としたプログラムでしたが、実は以前彼の演奏をタンゴの伴奏の参考にしたことがあります。現在はトルコで教授活動をされているということですが、次回の来日時には彼のレッスンを受けてみたいものです!
フォルクローレ、即興音楽の才にクラシック音楽への深い造詣も加わった彼の音楽性は唯一無二!日本でのリサイタルもまだ複数回控えているということなので、未体験の方はこの機会にぜひお聞きください。この興奮はぜひ生で体験してもらわないと伝わりません!…

デュオ・メリスリサイタルの感想

デュオ・メリスリサイタル

2月7日、8日と連日行われたデュオ・メリスリサイタル・マスタークラス大阪公演を聴いて・・・
「パーフェクトユニティ」と称される彼らの演奏は前評判が非常に高かったのですが、うわさにたがわない素晴らしい演奏でした!2つの楽器がまるで一つになったかのように一つに溶け合っています。しかも合わせているという感覚ではなく、自由にテンポを揺らし躍動感にあふれた演奏は未知の領域に達した超絶デュオでした。音量、音域等々ギターの持つ様々な弱点はデュオという形式で完全にカバーされ、他の楽器では味わえない彼ら独自の音の世界を表現しています。ピアノ独奏の曲も何曲か弾いていましたが、ビブラートなどをふんだんに使える分、ギターの方が魅力的に感じるほどです。ギターデュオというジャンルの可能性を再認識した一夜でした。

翌日のマスタークラスは一人が主にレッスンを行い、もう一人が補足するというスタイル。関西の若手ギタリストたちの熱演に対して、非常に細部にわたって真剣に解説してくれる姿勢は、二人のまじめで温かい人柄がうかがえました。簡単にまとめると、彼らのレッスンは「どのように難所をうまく克服し、音楽表現に注意を向ける余裕を持つか」という点だったように思えます。このような視点が昨日の緻密に計算された演奏に結びついているんだなと納得しました!
それにしても先日のリカルド・モヤーノに続いてすばらしい音楽を楽しませていただきました。まったく異なる個性のギター音楽の進化形を聞く機会をもうけてくださったイーストエンド国際ギターフェスティバル主催の樋浦靖晃さんには本当に感謝いたします!

奈良タンゴ祭に出演

奈良タンゴ祭り

1月10日、関西ではじめてともいえる大規模なタンゴの祭典、『奈良タンゴ祭』が開催され、日本各地からすばらしい奏者の皆さんが集結しました!
【出演】
ルスデルシエロ(Luz del Ciero)
シンコパ(Sincopa) with KaZZma
トリオ・ロス・ファンダンゴス(Trio Los Fandangos) with マーシー&マギ
タンゴ・グレリオ
ジャノタンゴ
アストロリコ with 亮&葉月

個性豊かなそうそうたる出演者の皆さんに混じってギターの私も、記念すべき第1回目に参加させていただいたことに感謝いたします!大和郡山城ホールは2階席まで解放する大入り満席・・・遠く関東や九州からお越しになったお客様もいたということで、まさしく関西のタンゴの歴史に刻まれる大イベントとなりました。
今回は演奏者としての出演も光栄なことでしたが、リハーサルや裏手で他楽団のみなさんの演奏を聴くだけでも大変な刺激と勉強になった私たちとしても実りのある1日でした。 タンゴでのギターは主流とはいえない楽器ですが、奏者の方やお客様にも伝統的なタンゴギターの奏法に関心を持っていただけた方もいて、私もうれしかったです!
今後の奈良タンゴ祭りは隔年での開催を検討されているということです。
最後にこれだけのイベントを企画・運営してくださった皆様に厚く御礼申し上げ、奈良タンゴ祭が今後も継続して開催・発展されていくことをお祈りいたします!

ギターでドレミ

池田市・箕面市ギター教室教材 ギターでドレミお子さんのレッスンを行うことが増えてきたこともあり、今年からお子様向けに新しく名古屋のミューズ音楽館さんが出版した『ギターでドレミ』という教材を導入することにしました。
当ギター教室でもこれまで小学生くらいのお子さんが通ってこられましたが、現在市販されているこども用ギター教材ではいろいろと限界を感じていました。これまでの教材はリズムや音の読み取りなどが不足していて、これだけではなかなか音楽の基礎的な部分をカバーできません。ほかに楽器を習っていない(もしくはそちらの方でも初等学習が不足だった)場合、ギターのみで音楽の仕組みを理解するのはなかなか大変です。
くわえて子供は「見よう見まね」の天才で教師の手の動きや出している音を正確にコピーしてしまうことができます。ぱっと見には上手に弾けているようで、楽譜の読み方などは実はあまりわかっていない、ということも多々あるのです。
いままではレッスンの合間に即席のリズムレッスンなどを取り入れるにとどまっていましたが、今年から通常のギターレッスンに加えて、『ギターでドレミ』を利用した簡単なリズム読み取り、聴音などの基礎を導入してみます。これによりお子様の基礎力アップを図れたら・・・と期待しております。

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