タンゴギターソロ『凧の飛ぶ夢』

タンゴギターソロ『凧の飛ぶ夢』

タンゴ・ギターソロシリーズ。 【Sueño de barrilete~凧の飛ぶ夢】
1957年、女性歌手Eladia Blázquezの処女作。 モダンな印象のなかなか味わい深いメロディです。 一般にピアソラが現代タンゴの巨匠と紹介されることが多いですが、ピアソラが気を吐いていたこの50年代は、ほかにも実験的、意欲的な作品が作られていました。 この作品はタンゴの形式やリズムにとらわれすぎず、歌詞からイメージされた自由なメロディを当てています。

『私の夢は凧になることだった。雲の間を高く上っていく・・・ ~私は幻想の世界で育った~でも人生はおもちゃじゃないし、リリシズムは価値のない切符のようなもの・・・』

タンゴギターソロ『アディオス・ノニーノ』

タンゴギターソロ『アディオス・ノニーノ』

ギター1本では無理があるのはわかっていても、やっぱり弾きたい名曲が「アディオス・ノニーノ」。自他共に認めるピアソラの代表作。父を失ったピアソラの慟哭と鎮魂の想いが込められた名曲です。
ピアソラは自分をタンゴやバンドネオンに巡り合わせてくれた父親(愛称ノニーノ)に対する思いが非常に強かったようです。ちょうどニューヨークで音楽活動も思うようにいかず、悩んでいた矢先の父の訃報に衝撃を受けたピアソラは、アパートの一室にこもって、やがて美しくも激しい思いのこもったこの名曲を書き上げました。
いいギター編曲を探してまたまたビジャダンゴスのCDから採譜しました。以前現代ギター社から出版されていた「アルゼンチンギター作品集」に収録されている楽譜と基本は同じですが、約2分の前奏と短いコーダが追加され、細部もいろいろ変わっていてより聞かせどころの多い編曲です。

タンゴギターソロ『ボルベール』

タンゴギターソロ『ボルベール』

アルゼンチンタンゴ・ギターソロ採譜シリーズVol.3。カルロス・ガルデルの名曲「ボルベール(帰郷)」。1935年のガルデルの主演映画「想いの届く日」のために作曲されましたが、この年ガルデルは飛行機事故で急逝、遺作の一つになりました。
後年ペドロ・アルモドバル監督の映画の題材にもなって日本でも認知度が上がりました。アニバル・アリアスのギターソロ譜が出ており、このバージョンはそれに準じているようですが、だいぶあちこち手を加えているようです。(というかアリアス自身も明らかに譜面通りに弾いてない)タンゴはやはり出版譜でもいろいろ改変した方がかっこよくなります。さて、7月26日(日)コルネットでのライブで、新しいレパートリーとして「ノスタルヒコ」「ラ・レコレータ」「ボルベール」も演奏予定。ご興味のある方はぜひお越しください!

タンゴギターソロ『ラ・レコレータ』

タンゴギターソロ『ラ・レコレータ』

アルゼンチンタンゴのギターソロをまた採譜してみました。

S.Cosentino作曲「ラ・レコレータ(La Recoleta)」。この曲については作曲者も含めてほとんど情報がなかったんですが、とても美しい曲だったので採譜してみました。レコレータとはブエノスアイレスの観光名所にもなっている美しい墓地で有名な地区の名ということなのですが、その名の通り哀切なメロディーです。実はこの編曲は「あるタンゴ弾きへの哀歌」などで知られるギタリスト、M.D.プホールによるものがベースになっており、前は出版されていたのですが残念ながら絶版しているようなので、自分で採譜してみました。

タンゴギターソロ『ノスタルヒコ』

タンゴギターソロ『ノスタルヒコ』

アルゼンチンのギタリスト、ビクトル・ビジャダンゴスがナクソス出していたCDの中で演奏していたフリアン・プラサのタンゴの名曲「ノスタルヒコ(Nostalgico)」のギターソロを採譜しました。
タンゴのギターアレンジはいろいろと聞きましたが、いいものに限って楽譜が手に入らないというもどかしさ!ついに自分で譜面におこしました。
ビジャダンゴスの演奏するこのバージョンは「タンゴの名曲をギターで弾いてみました」という安直なものではなく、楽団による演奏のニュアンスを極力ギターで表現しようとしたかのような、変化に富みダイナミックなもの。演奏しがいがありそうです!
持っている音源にはだれのアレンジかは明記されていないんですが、もしかしたらご本人によるものかもしれませんね。ちなみに紛らわしいですが、歌でよく取り上げられる「ノスタルヒアス(Nostalgias)」とは全く異なる曲です。

このシリーズは、他の曲も時間を見つけて徐々に採譜していきたいです。