アルゼンチンのコンポーザー・ギタリスト、カルロス・モスカルディーニの様々な作品を演奏しています。
モスカルディーニの演奏はフォルクローレをベースした変幻自在な表現と音楽的な引き出しの幅広さから世界各国で称賛されています。
作曲家としてもアルゼンチン国民音楽賞の最優秀賞を受賞し、その作品が欧米のギター音楽院の研究プログラムに組み込まれるなど注目を集めており、現代のアルゼンチン・ギター音楽を語るうえで外せないギタリストと言えるでしょう。
■水と悲しみ/カルロス・モスカルディーニ
■Aguas y Penas/Carlos Moscardini
「Canción del litoral(リトラル地方の歌)」と副題がついています。
リトラル地方はアルゼンチン北東部の地域で、南米で2番目に長い川、パラナ川の流域の自然豊かな土地です。
この地方の水辺の印象から着想を得た曲なのでしょうか。
同地方発祥のチャマメという舞曲のリズムに基づいています。
■カミーノ・デ・ラス・トローパス(軍隊の道)/カルロス・モスカルディーニ
■Camino de las tropas/Carlos Moscardini
チャカレーラという舞曲のリズムで書かれています。
チャカレーラは6/8拍子ですが、2拍子と3拍子が入り混じったような独特の複雑なリズムで、この作品はそれをいかしたトリッキーなリズム感。
タイトルから連想できるように少し不穏な雰囲気も漂っています。
■ドーニャ・カルメン/カルロス・モスカルディーニ
■Doña Carmen/Carlos Moscardini
「Valse Criollo(南米風ワルツ)」と副題が付けられています。
タイトルはモスカルディーニ氏のおばさんの名前だそうですが、ロマンチックな曲想からイメージできるように美しくやさしい方だったのかもしれません。
■エル・コラソン・マンダ/カルロス・モスカルディーニ
■El corazón manda/Carlos Moscardini
アルゼンチンのギタリスト/作曲家カルロス・モスカルディーニの作品で、クエカというアルゼンチンやチリの伝統的な舞曲のリズムに基づいています。
タイトルは「心の命ずるままに」というニュアンスで、どこか思索にふけるような陰影のある作品です。
◎2024年夏、カルロス・モスカルディーニが来日します!
大阪では8月3日(土)14時よりドルチェ・アートホールにてリサイタルを開催。私も賛助出演します♪
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◎YouTubeチャンネルではクラシック、ポピュラー、タンゴなど様々な作品を演奏しています。 お楽しみいただけましたら【評価&チャンネル登録】などで応援していただけると励みになります。