■アル・ガローペ(ギャロップで)/レオポルド・フェデリコ、ドミンゴ・ルーリオ
■Al galope/Leopoldo Federico - Domingo Rulio
5月19日に堺市のスピニング・ミルで開催した〈タンゴ・グレリオ with 松本尚子Live〉のライブ動画です。
演奏:星野俊路(バンドネオン)、松本尚子(バイオリン)、米阪隆広(ギター)
フルート奏者ドミンゴ・ルーリオが率いるタンゴ四重奏団「パケ・バイレン・ロス・ムチャーチョス」で演奏された古風で軽快なミロンガ。
ルーリオはクラシック音楽の名手でしたがタンゴにも積極的に取り組みました。
「パケ・バイレン・ロス・ムチャーチョス」は1960年前後に流行った懐古的な小編成楽団のひとつですが、バンドネオンに名手レオポルド・フェデリコを迎え、古典タンゴの頃はありえなかった高い技術と音楽性を持った聴きごたえのある四重奏団です。
「アル・ガローペ」とは「ギャロップ(馬の速駆け)で」という意味で、かつて大草原で勇壮に馬を駆ったガウチョ達をイメージさせるタイトル。
ガウチョの気風や文化もタンゴ誕生に影響を与えたと言われています。
フルートがタンゴ黎明期を支えた楽器であることもふまえると、古き良きミロンガを現代の解釈でよみがえらせた作品と言えるでしょう。
後にフェデリコも様々な編成にアレンジして演奏しています。
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