ギター練習のヒント

ナイロン弦をフォークギターに!?

以前体験レッスンで「ナイロン弦をフォークギターに張っても大丈夫ですか?」と質問されました。フォークギターを弾いているものの、クラシックギター(ガットギター)のようなナイロン弦の響きも楽しみたくて・・・という事だそうですが、結論から言うと可能ですが止めておいた方がよいでしょう。
もちろん張る事は可能ですが、ギターの音色というものは弦だけで作られているものでは当然ありません。クラシックギターのボディは、ナイロン弦の音がよく響くように薄い木材で作られています。フォークギターは金属弦を張ることを想定しているため、より頑丈な作りで、テンション(張力)の弱いナイロン弦の力では十分な響きが得られないのです。少なくとも通常のナイロン弦を張っても、クラシックギターと全く同じ響きにはならないでしょう。(ただし、フォークギター用ナイロン弦とういうものもあるそうです。未使用なのでどのようなものなのかはわかりませんが・・・)
では逆に「金属弦をクラシックギターに張る」事はどうでしょう?
こちらもよい結果になりません。しかもこちらはギターにダメージを与える恐れもあるので、絶対に避けてください!フォークギター用の金属弦はナイロン弦よりも張力が強いため、ネックや糸巻きなどの様々な不具合が予想されます。

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