8月27日28日と2日間に渡ったザ・フェニックスホールでの大阪ギターサマー2016は今年も盛況でした!
世界で活躍されている福田進一先生がプロデュースされているこのギターフェスティバルも今回で7回目。福田進一先生とフランスの俊英ジェレミー・ジューヴさんとのジョイントリサイタル、公開マスタークラス、芥川賞作家・平野啓一郎さんのスペシャルトークから受講生の終了コンサートまで・・・充実した2日間でした。
ジェレミー・ジューヴさんは理知的で技巧を凝らした演奏をされますが、ポピュラーや民族音楽もてがけており、その音楽的な懐の深さが感じられる素晴らしい演奏でした。
またスペシャルトークの平野啓一郎さんはこの4月にクラシックギタリストを主人公にした小説『マチネの終わりに』を刊行されており、その執筆に先駆けて福田先生に取材していたそうで、主人公の設定などにその影響が見られます。音楽やギターへの興味、執筆についてなど興味深いお話が聞けました。
イベントの最後はマスタークラス受講生による終了コンサートでのフレッシュな演奏で温かい雰囲気で終演。諸先生方、運営の皆さん受講生や過去に参加したOB受講生も交えての打ち上げにも参加させていただきましたが、みなさんのエネルギッシュなパワーがあふれていて、ここから新しいムーブメントが生まれていきそうな熱い予感がします!
かつて大阪はギター教室やコンサートは東京をしのぐ盛況ぶりだったそうですが、現在は残念ながら首都圏に大きく後れを取っているといわれています。しかしのこの熱気を目の当たりにした感じでは、大阪ギターサマーの目標とする「ギターの都・大阪」の再興も近いかもしれませんね!
大阪ギターサマー2016を聴いて