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第42回ギター音楽大賞【結果】

大阪門真市ルミエール小ホールにて5月6日、7日の二日間にわたって開催された【第42回ギター音楽大賞】の全行程を無事終了しました。まずは注目を集めた【大賞部門】の結果をご報告いたします。(敬称略)

1位:山口莉奈 自由曲:ソナチネ(トローバ)
2位:該当なし
3位:松島健二 自由曲:ソナタ・ロマンティカより第一楽章、第四楽章(ポンセ)
4位:大塚勇馬 自由曲:大聖堂第 二楽章(バリオス)、リュート組曲第4番BWV1006aよりプレリュード(バッハ)、舞踏礼讃(ブローウェル)
5位:該当なし
本選賞:奥垣内健 自由曲:ゴヤの絵画による24のカプリチョスより第18番理性の眠りは怪物を産む(テデスコ)、王宮の冬のソナタ第2番よりマッドマクベス夫人(ヘンツェ)大聖堂第二楽章(バリオス)
審査員賞:奥田雄馬

「大賞部門」では録音審査による1次予選をくぐりぬけた22人が会場での2次予選に参加しました。2次予選は課題曲ワルツ(ポンセ)と自由曲、合わせて10分以内により行われました。今回は特に上位で点数の拮抗している奏者が多く、審査員の慎重な協議の結果、6人が本選へ進出することになりました。惜しくもあと一歩及ばなかった奥田雄馬さんが審査員賞を獲得。
本選では6人全員一歩も譲らない熱演を繰り広げましたが、飯田敏史さんと松島淳さんが好演を見せたもののタイムオーバーにより失格となる波乱の展開となりましたた。自由曲・課題曲とも優れたコントロール力と集中力を見せた山口莉奈さんが一歩リードして1位を獲得、音楽の流れを最後まで途切れさせなかったのが勝因でしょう。おめでとうございます!

またリベラル部門も参加者が増え、どの部門も大賞部門とそん色のない聴きごたえのある演奏を繰り広げました。昨年よりも合奏・重奏のエントリーが増え、好演を聴かせてくれたのもうれしいことでした。
リベラル部門の全結果はギター音楽大賞ホームページに掲載しています。

また今回はうれしいことに、ジュニア部門≪小学生の部≫で当ギター教室で教えている眞野杏子さんが金賞を、山本文遥さんが銀賞を獲得しました。さらに眞野杏子さんは中学生、高校生をさしおいて【ジュニア部門最優秀賞】を獲得するという快挙。小学生ながらとても緻密に練習でき、時代様式も考えた演奏ができたことがよい結果をもたらしたのでしょう。おめでとうございます!

昨年からの参加者急増を受けて、今回からギター音楽大賞は二日間の開催となり、会場はまさにギターの祭典と言える熱気に包まれ、参加者総数は113名にも及んだ大規模なコンクールとなりました。審査員・事務局次長の兼任で今年は昨年以上に深くコンクールに関わらせていただきましたが、賞を取った皆さんの最高の笑顔、惜しくも賞を逃したものの来年に向けて闘志を燃やした皆さんの熱意には本当に心を動かされました。
次年度からもさらなるギター文化の盛り上がりを目指して事務局の皆さんと力を合わせて取り組んでいきたいと思います!

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