■アラビア風奇想曲/フランシスコ・タレガ
■Capricho árabe/FranciscoTárrega
フランシスコ・タレガ(Francisco Tárrega 1852~1909)は現代のギター奏法の基礎を築いた重要な作曲家/ギタリストで、現在の独奏楽器としてのギターの在り方はタレガから始まったと言っても過言ではありません。
1892年作曲の「アラビア風奇想曲」はタレガの作曲作品の中で、トレモロ奏法の名曲「アルハンブラの想い出」と並んで名高い作品。スラーや装飾音を伴う表現が多用されており、繊細なアラベスク模様を思わせる幻想的な雰囲気は、古いイスラム文化への憧憬を感じさせます。