ギター練習のヒント

ギターの練習時間は?

体験レッスンなどでたまに出てくる質問なのですが、「何時間くらい練習したらギターがうまくなりますか?」というもの・・・実はこれは一番困ってしまう質問です。
「時間が許せば8時間以上!」と言いたいところですが、実際はそんな単純な話ではありません。同じ時間の練習を毎日続けたとしても上達する人、しない人に分かれるでしょう。
練習は量よりも質が大事、時間の使い方が大事です。同じ曲を漫然と10回くりかえすより、「どこがミスしやすいか」「どのように曲想を付けるか」「ここは別の弾き方があるのではないか」など常に頭を回転させながら、じっくり1回弾いた方が効果的でしょう。「昨日は5時間練習した!」と言っても同じような事を繰り返しているだけだったとしたらどうでしょう?もしかしたらその練習は1時間に短縮できたかもしれません。

時間の長さで練習を判断するのはやめましょう。練習が長時間になるほどに、内容は機械的になり空疎になっていきます。
もちろんプロを目指す人なら、時には長時間の練習が必要な場合もあるとは思いますが、過激な長時間練習を続けること「だけ」を日課にしてはいけません。自分の出している音をよく聞き、1音1音をしっかりコントロールし、よくない点を熟考して・・・これだけの集中した練習を毎日連続8時間以上続けることは不可能でしょう(人間が連続して十分に集中できるのはせいぜい30分~1時間とも言います)。逆に、たとえ短時間でもしっかり意識して練習すれば大きな成果を上げることはできます。具体的な練習の方法や注意点は、みなさんが指導を受けられている先生の日々のレッスンで示されることと思います。

また「1日最低○○時間」と義務化してしまうのも考えもので、深刻なマンネリに陥り、ギターを見るのも嫌という気分になってしまいかねません。私も一時期それでひどいスランプを味わったことがあります。練習であっても音楽には常に驚きや発見が必要で、それが音楽を生き生きとしたものにするのです。
「練習時間=その人が楽しみながら弾ける時間」、というのも考え方の一つかもしれません。

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