■ブエノスアイレスの冬/アストル・ピアソラ(セルジオ・アサド編)
■Invierno Porteño/Astor Piazzolla(Arr.Sergio Assad)
ピアソラの代表作である連作「ブエノスアイレスの四季」の1曲で1970年にレジーナ劇場で初演されました。
冷たい風が吹きすさぶブエノスアイレスの冬の情景を描いた作品で、主題が転調やリズムの変化を伴いながら次第にドラマチックに展開されていくピアソラの作曲技法の巧みさが光る名曲です。
冬を強くイメージさせる物悲しい旋律が続きますが、終盤にはバロック音楽風の明るいテーマが現れ春の到来を予感させます。
ここではピアソラとも交流がありギター2重奏の傑作「タンゴ組曲」を献呈されたブラジルのギタリスト、セルジオ・アサドの編曲で演奏しています。