11月22日、大阪西大橋の堀江アルテにて、いつも共演しているバンドネオン星野俊路の関わるタンゴ五重奏団「キンテート・ティエラケリーダ」の大阪初公演が実現。キンテートはアストル・ピアソラの確立した現代のタンゴのスタンダードな編成で、バンドネオン、ピアノ、バイオリン、ギター、コントラバスが基本編成。残念ながら関西で完全な形のキンテートを聞く機会はこれまでは少なく、今回は東京からピアノのサッコカオリさん、アルゼンチンからバイオリン/ギターのグスターボさんをお呼びしてこの公演が実現しました。私の方はスタッフが人手不足ということで、この日は急きょ応援に駆け付け、受付等の手伝いをしてきました。
受付がひと段落して中に入ってじっくり聞かせていただきました。安定した演奏でリズムを打ち出すコントラバスとピアノ、切々と歌い上げるバイオリンとバンドネオン、合間にエレキギターが軽妙なフレーズをはさみこみ・・・タンゴの演奏の一つの理想形がそこにはありました!レパートリーも古典タンゴからピアソラまで幅広く、アレンジも王道からモダンなものまでバラエティがあって、同じタンゴを演奏するものとしても興味深く聞くことができました。現代アルゼンチンタンゴの一つの理想形がこのキンテートという形式でしょう。
グスターボさんは明日帰国するということで、次にこのキンテートが再結成されるのはまだ先のことかもしれませんが、次回の関西公演が楽しみですね!
【キンテート・ティエラケリーダ】メンバー
Gustavo Eiriz(ギター), サッコカオリ(ピアノ), 星野俊路(バンドネオン), 村瀬響(バイオリン), 後藤雅史(コントラバス)
タンゴ五重奏団『キンテート・ティエラケリーダ』