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テ・バス・ミロンガ、過ぎし日のミロンガ/A.フレウリ

アルゼンチンのギタリスト/作曲家のアベル・フレウリ(1903~1958)の作品を演奏しています。
フレウリはパンパ(大草原)のスタイルのフォルクローレを生涯追及し、アルゼンチンのギター奏法の礎を築いた一人として同国の音楽界で尊敬されています。
彼の指揮したギターアンサンブル団体からはロベルト・グレラ、ウバルド・デリオ、エクトル・アジャラといった後のタンゴ、フォルクローレ界で大活躍する名手たちが輩出されました。

■テ・バス・ミロンガ/アベル・フレウリ(レオナルド・ブラーボ編)
■Te vas Milonga(Duo)/Abel Fleury(Arr. Leonardo Bravo)

フレウリの代表作のひとつを多重録音のギターデュオで弾いています。
Te vas Milongaとは「ミロンガよ、君は行ってしまうんだね」という意味で、都会では失われつつある古い大草原のフォルクローレへの想いを込めたタイトルです。
動画ではアルゼンチン出身のギタリスト、レオナルド・ブラーボ氏のアレンジで演奏しています。
楽譜には"Homenaje a Roberto y Ciro"という副題がついていますが、ロベルト・グレラとシロ・ペレスというタンゴの名ギタリストによる演奏を下敷きにしているようです。

■過ぎし日のミロンガ/アベル・フレウリ
■Milongueo del ayer/Abel Fleury

こちらも代表的な作品で、自分にギターを教えてくれた母がミロンガを愛していたことを懐かしんで作曲したと言われています。
AmとE7のみのシンプルなコード進行ですが、その中で非常に豊かで味わい深い世界が広がっているように感じます。

こちらはフラメンコギターの島田知幸氏と収録した二重奏版です。
こちらもまた違った味わいがありますね。

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