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クリスマスの歌/A.バリオス

■クリスマスの歌/アグスティン・バリオス・マンゴレ
■Villancico de Navidad/ Agustìn Barrios Mangoré

クリスマスも近づいてきたので、パラグアイのギタリスト/作曲家のアグスティン・バリオス・マンゴレ(Agustìn Barrios Mangoré、1885~1944)の「クリスマスの歌」を演奏してみました。
稀代のヴィルトゥオーソであり、「大聖堂」「ワルツ3番」などに代表される技巧的な作品で知られるバリオスですが、この作品のように民謡風の素朴で味わい深いメロディにも優れた才能を示しました。
バリオスは物欲に乏しく愛情深い性格で、信心深い人だったと言われています。
この作品からもその人柄がにじみ出ているように感じます。

中盤のハーモニクスは出版譜には指定がありませんが、この箇所の開放弦の響きは調性があいまいで少し奇妙に聴こえます。
ここを5、7、12フレットの自然ハーモニクスに変えると第2主題のリフレインが現れるため、もともとの楽譜のハーモニクスの指示が記載漏れしていたのではないかという説があり、今回はそれを採用して演奏しています。

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