クリスマスイブだった昨日は京都府八幡市の「八幡ぶどうの木教会」さんでのクリスマスイブのミニコンサートでした。この日もバンドネオン＆ギター「タンゴ・グレリオ」での出演です。タンゴ・グレリオとしてこれまでにもこの教会にお呼びいただいていますが、今回で4回目の出演となります。
クリスマスといえばにぎやかにパーティというのもいいですが、こういう教会での集いに参加させていただくとクリスマスの本質をちょっと感じる事ができた思いです。ろうそくにも灯がともされて温かいクリスマスの雰囲気の中で演奏できました。
なにかとクリスマスのコンサートにお呼びいただけるタンゴ・グレリオ。ところが実はタンゴにはクリスマスにちなんだ作品がほとんどありません。アルゼンチンはキリスト教徒が中心のはずなんですが、ちょっと不思議ですね。
しかしバンドネオンという楽器の歴史を考えてみると、教会での演奏は案外しっくりくるかもしれません。バンドネオンはもともと携帯用のオルガンの代用品として開発されたという説があります。アルゼンチンに持ち込まれた経緯も、船上でミサを行うときの演奏用に移民が持ち込んだという説も。
その真偽はさておき、響きのいい教会で聴くバンドネオンの音色は確かにどこかオルガンのような荘厳さがありました。
～演奏曲目～
・ラ・クンパルシータ／G.M.ロドリゲス
・アベマリア～昔々／A.ピアソラ
・映画『イル・ポスティーノ』テーマ／L.バカロフ
・フローレス・ネグラス（黒い花）／F.デカロ
・ダンサリン／J.プラサ
・シータ／A.ピアソラ
（アンコール）アマポーラ／J.ラカジェ
過去の出演記録