昨日の神戸ラピスホールでの【アリエル・ピロッティ&ロベルト・杉浦】関西公演、無事に終了しました。 (出演:アリエル・ピロッティ/ピアノ、ロベルト・杉浦/ボーカル、星野俊路/バンドネオン、米阪隆広/ギター)
今回はアルゼンチンのみならず世界各地でタンゴ奏者、指導者、作編曲家として活躍するタンゴ・ピアニストのアリエル・ピロッティ(Ariel Pirotti)氏をお迎えしてのコンサートということで、私たちにとっても大きな転機となる素晴らしい演奏会となりました。
アリエル氏のピアノは繊細さと粋な美しさを持った独自の世界を持った美しさで、初めてタンゴ・ピアノを聴いた方もあっという間に彼のピアノに引き込まれていったようでした。 さらに今回の共演した曲のほとんどがこの日本公演のために書き下ろしてくださったアレンジという事で、本当に貴重な演奏会でした。
そして昨年からのコロンビア、アルゼンチンでの演奏活動を通じて、さらに表現力を増し、円熟したロベルト・杉浦氏の歌唱はピアノの音色に溶け込み、あらたな魅力を増していたように感じました。 まさにアリエル・ピロッティ、ロベルト・杉浦両氏の日本・アルゼンチンの国境を越えた友情が実現させたコンサートとなりました!
当初はロベルト・杉浦&タンゴ・グレリオのみの演奏会として企画していたフェリーチェホールでの小さいコンサートも、アリエル氏の「多くの日本の方に聴いてもらいたい」という真摯な思いからノーギャラで「友情出演」していただけました。
地位や名誉、金銭ではなく多くの人にタンゴを知り、聴いてもらいたいというマエストロの熱い想いが伝わり感激しました。
今回はビザ取得から企画、運営まで、一切スポンサーに頼らず、関係者の皆様の尽力で実現したコンサートでした。 またコンサート直前に発生した台風19号の未曾有の災害。 被災された皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、大変な状況の中お越しいただいた皆様、ご助力いただけた皆様に厚く御礼申し上げます。
Special Thanks …神戸ラピスホール、フェリーチェホール、A&DMusic、名古屋サロンコンサート