本当に久しぶりのライブでしたがお客様にも恵まれて無事に終演できました。
もちろん定員を絞り込んで十分にソーシャルディスタンスを確保しての開催です。
収益的にはだいぶ減ってしまいますが、こればかりは今の時期は仕方ありません。
生演奏を久しぶりに聞くという方も多かったと思いますが、皆さんがかみしめるように聞いているようだったのが印象的でした。YouTubeやライブ配信もいいですが、やはり生演奏というのは演奏する側も聞く側も特別な思い入れがありますね。
それにしてもタンゴ・グレリオの結成以来これほど長期間演奏活動が途絶えたことがなかったので、なんとも不思議な感覚でした。
演奏のカンは体が覚えているのかライブが始まるとすぐ思い出すものですが、MCや前後の段取りが久しぶりだと感覚がなかなかつかめないものですね…
コロナ禍を経て演奏するタンゴは、今まで何度も弾いた曲でも新鮮な感慨がありました。
タンゴの中で描かれている世界により寄り添えるような気持ちなのでしょうか?
やはりタンゴはとても人間らしい音楽だと感じました。
想い出、喜び、後悔、孤独、挫折、嫉妬・・・人間の営みが生み出す様々な感情を歌うのがタンゴだとすると、これからもその音楽の持つ求心力は衰えることがないかもしれません。
むしろこれだけ世の中が変化していく中でも変わらない人間の想いというものを、より強く表現できるジャンルではないかなと感じました。
終演後はタンゴ=アルゼンチン=牛肉ということで、ゲン担ぎとしてFUEL名物のステーキを。
1ポンド(450g)2,000円という儲け度外視の値段設定です。
これからの演奏活動がうまくいきますように!という願いをこめていただきました。
過去の出演記録