昨日はご依頼いただいて宝塚市内の有料老人ホーム・サンシティ宝塚で演奏してきました。
緊急事態宣言が延長された中、高齢者の多い施設での演奏ということで緊張しましたが、それでも十分に感染症対策をした上でこのようにイベントを催していただけるのは大変ありがたい事です。
確かに現在は演奏会の開催は困難を伴いますが、適切に対策を取ることで安全にイベントを運営することを目指している主催者様も増えてきました。
昨年の一年間を通して得た経験を活かして、演奏家側はもちろん主催者・会場側も新しいコンサート形態を作っていくことを目指し始めている時期なのかもしれません。
そして生の音楽を求める声も確実に増えています。
サンシティ宝塚は豪華客船を思わせる大型の施設で約300人の居住者がおられるとのことですが、なんと昨日のイベントにはその半数ほどがお越しになられたそうです。
感染症対策のため広いスペースで皆さんが間隔をあけつつご覧になっていましたが、それでも皆様が喜んでいただけていることは伝わってきました。
お客様の暖かい拍手や笑顔に、やはり音楽は今でも求められているんだと勇気づけられました。
ところで今回のイベントは、バンドネオン&ギター「タンゴ・グレリオ」のMVを職員の方がご覧になったことがきっかけでお声掛けいただきました。
ご覧いただいたのは昨年公開した文化庁の助成金を利用した映像作品ですが、おかげさまで徐々に認知度が上がっているようで制作した甲斐がありました！
2020年は忍耐の一年でしたが、2021年は前年にまいた種が徐々にも実っていくことを願っています。
