10月15日に池田市テアトロ・ルセロでレクチャーコンサート《タンゴの物語～ブエノスアイレスを描く魅惑の音楽》を開催しました。
これまでも様々なタンゴに関するレクチャーコンサートを企画してきましたが、今回はタンゴ歌謡を中心としたトピックスを取り上げ、歌詞の中で描かれる物語やタンゴの独特の世界観を紹介していきました。
タンゴ・グレリオは基本的にはインストゥルメンタルのデュオなので、これまであまり取り上げる機会のなかったタンゴの作詞家、エンリケ・サントス・ディセポロやオメロ・マンシの作品を紹介できたのはいい機会でした。
ディアポロの社会に対する反骨精神や、マンシが詩的に描き出すノスタルジーの世界は、タンゴにさらなる奥行きを与える重要な要素になったといえるでしょう。
レクチャーコンサートは準備期間も含めるとなかなか手間がかかりますが、タンゴという文化を理解するために自分たちにとっても重要な手段だと考えています。
タンゴを聴く人、演奏する人、興味がある人が、より楽しくタンゴに触れてもらえる内容をこれからも用意していきたいと思います！