■ラ・ボルドーナ /エミリオ・バルカルセ(アニバル・アリアス編)
■La bordona/Emilio Balcarce(Arr. Aníbal Arias)
ボルドーナ(Bordona)とはスペイン語でギターの低音弦のこと。 ギターで演奏されていた初期のタンゴ(ミロンガ)は、大草原の吟遊詩人(パジャドール)たちのギター奏法にも影響を受けた、深い低音の響きが持ち味でした。
この「ラ・ボルドーナ」はもともとはギターの入った曲ではありませんが、タイトル通りギターの響きを思わせる低音のメロディから始まり、やがて粋でちょっと荒っぽい酒場のダンスを思わせるパートへと展開していきます。 タンゴの誕生した時代を現代の技法で表現した曲と言えるでしょう。
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