【蛙のガリアルド】
エリザベス1世の時代のイギリスのリュート奏者/作曲家のジョン・ダウランド(John Dowland 1563~1626)の作品はクラシックギターでもよく演奏されていますが、この作品もダウランドのリュート独奏曲をクラシックギターに編曲されたものです。
「ガリアルド」とはルネサンス期にヨーロッパで流行した軽快な3拍子の舞曲。
タイトルの「蛙」とは一説ではエリザベス女王との悲恋で知られるアンジュー公フランソワの事と言われており、歌曲「今こそ別れ(Now o now I needs must part)」の器楽独奏版となっています。
歌曲の方を聴いてみるとより理解しやすいですが、軽やかな曲想とは裏腹に悲しい思いが込められた作品のようです。
【ファンタジー7番】
「幻想曲」のタイトル通り自由な曲想で曲が展開していきます。
終盤でリズムが変化するところは大勢の人々が集まってダンスが始まったような楽しさがあります。