■ゴヤのマハ/エンリケ・グラナドス
■La Maja de Goya/Enrique Granados
スペインの作曲家グラナドスの「昔風のスペインの歌曲集(Tonadillas)」の中の1曲。
原曲は歌とピアノによる歌曲ですが、ギターソロで演奏されることも多い作品です。
スペイン最大の画家、ゴヤの有名な「着衣のマハ」「裸のマハ」を連想させるタイトルで、実際にグラナドスはゴヤを敬愛しており、ゴヤを題材にしたピアノ組曲「ゴイェスカス」は彼の代表作の一つです。
原曲の歌詞ではゴヤの死後に彼を慕った女性がその思い出を歌うという内容になっています。
私は一生忘れない
あのゴヤの颯爽として愛おしい姿を
街の粋な女でも淑女でも
ゴヤがいなくなって寂しくない女はいない
だから彼が私を愛したように
私を愛してくれる人を見つけたら
もう羨むことも
これ以上の幸運を望むこともしない
Yo no olvidaré en mi vida
de Goya la imagen gallarda y querida.
No hay hembra ni maja o señora
que a Goya no eche de menos ahora.
So yo hallara quien me amara
como él me amó,
no envidiara ni anhelara más
venturas ni dichas yo.