11月18日に西宮フレンテホールでタンゴ・コンサート「TANGO AMOR」が開催されました。
タンゴ・コケータ×タンゴ・グレリオによるジョイント公演でしたが、ありがたいことに満員御礼でこの日をむかえる事ができました。
タンゴの王道の四重奏(ピアノ・バイオリン・バンドネオン・コントラバス)による演奏や、下町風味の素朴なバンドネオン&ギターデュオ、そして五重奏の編成によるアストル・ピアソラ作品など様々なタンゴの表現の数々をお送りしました。
お客様からの熱いメッセージが終演後に会場の方にも多数寄せられたとこの事です。
ご来場の皆様、主催・企画者の皆様、スタッフの皆様、全面的にご協力いただいたフレンテホールの皆様にあらためて厚く御礼申し上げます。
◎出演《タンゴ・コケータ》 吉岡凛(ピアノ)、木村直子(ヴァイオリン)、星野俊路(バンドネオン)、大塚功(ゲスト・コントラバス)
《タンゴ・グレリオ》 米阪隆広(ギター)、星野俊路(バンドネオン)
さて、こちらのコンサートも文化庁のご支援をいただいての開催となりました。
緊急事態宣言の出された4月の時点では先行きがまったく見えない状況でしたが、これまでライブ等を企画していただいていた皆さんが新たに支援団体ビバアルテを結成。様々な困難の中で文化庁の支援事業AFF(ARTS for the future !)の補助対象事業としてタンゴのコンサートも企画していただけることになりました。
当初は補助が下りるかどうかもはっきりしないままでしたが、それでも主催者、出演者ともども怒涛のように駆け抜けた7~11月でした。
この秋のいくつかの公演で自分たちの演奏を通じてタンゴという音楽の魅力をお伝えし、アルゼンチンの文化を多くの皆さんに知っていただくという、この事業の目的はなんとか果たせたかと思います。
今年のコンサートが来年以降にどうつながっていくかは未知数ですが、これからも「タンゴは未来につなぐ価値のある芸術である」という信念のもと活動していけるように願っています。